治療を続けていく中での検査値を知ろう

治療を続けていく中での検査と検査値の目的

Q2.
多発性骨髄腫の治療を続けていく中で行われる検査と検査値にはどのようなものがあり、それぞれどのような目的で調べるのですか?
A2.
大きく分けて「多発性骨髄腫そのものの病状を知るための検査値」と、「全身状態を知るための検査値」の2種類があります

多発性骨髄腫診断後の治療の中で行う検査にはさまざまなものがあります。

血液検査では、血液中の赤血球、白血球、血小板などの血球数の異常やM蛋白の有無などを調べます。さらに臓器障害を発見するために血液成分についても調べます。尿検査では、診断時には尿中のベンスジョーンズ蛋白(M蛋白の一種)の有無を調べますが、蛋白尿や尿糖の有無や尿路感染についても調べることができます。画像検査ではレントゲンにより骨や臓器の障害を調べます。さらに詳細な画像検査としてCT(コンピュータ断層造影)やMRI(磁気共鳴画像)などがあります。

そして、これらの検査で得られる検査値は大きく分けて2つの種類に分類されます(表)。1つは「多発性骨髄腫そのものの病状を知るための検査値」、もう1つは「全身状態を知るための検査値」です。

「多発性骨髄腫そのものの病状を知るための検査値」は現在行っている治療にどの程度の効果があったかを判定したり、病状が進行あるいは軽快したことを明確にしたりする目的で調べられます。「全身状態を知るための検査値」は文字通り患者さんの全身の状態を調べる検査値で、病気や治療に伴って合併症やお薬の副作用などが生じていないかをみつける目的で調べられます。

表 多発性骨髄腫そのものの病状を知るための検査値と全身状態を知るための検査値