食事・栄養について知ろう

多発性骨髄腫の三大症状と食事

Q4.
多発性骨髄腫の三大症状(貧血、腎障害、骨病変)があらわれた時の食事はどのように工夫すればよいのでしょうか?
A4.
それぞれの症状をよくするために必要な栄養素をたくさんとろうとするよりも、バランスのよい食事を心がけましょう

貧血なら鉄分の多いもの、腎障害なら塩分を控え適正量のたんぱく質摂取を基本に、糖分・脂肪分などを含むカロリーの高いもの、骨病変にはカルシウムが多く含まれるものをとるとよいと言われています。これらは間違いではありません。しかし、そればかり摂取しようと意識しすぎるあまり、栄養が偏ってしまい、かえって体に負担がかかることもあります。それぞれの症状があらわれた時であっても、望ましい食事の基本はいろいろな食品をバランスよくとることです。栄養バランスのよい食事をとった上で、さらに症状の改善に効果的とされる栄養素を多く含む食品をとり入れるのがよいでしょう。

ただ、栄養バランスのよい食事をとることは意外に難しいのです。バランスのよい食事とは、主食、主菜、副菜、牛乳・乳製品、果物が適切な分量で組み合わされたものをいいます。公益財団法人がん研究振興財団の出している『食事に困った時のヒント』に、症状に合ったメニューとともに詳しく紹介されていますので、ぜひ参考にしてください。症状ごとのもっと具体的なアドバイスが欲しいという方は、受診している医療機関の管理栄養士に相談してみてください。