安心して治療を続けるために

治療を受ける上での心構え

Q2.
治療を受ける上での心構えを教えてください
A2.
不安に思わずに、意欲をもって治療に臨みましょう

治療を開始するとき

治療を開始する際には、看護師は痛みがあるかどうかなど、まず患者さんを全身的にみて、どのようなサポートが必要なのかを判断することから始めます。また、入院される場合は生活環境が変わりますので、不安に感じる患者さんも多いと思いますが、少しでも不安を解消して、快適な入院生活が送れるように、看護師は必要に応じてサポートしますので、困ったことがあれば相談してください。

最初はだれでも、病気や治療に関してわからなくて当然です。時間をかけて一つずつゆっくり説明していきますので、わからないときは遠慮せずに聞いてください。

再発と診断されたとき

再発と告げられたら、だれでも落ち込み、不安になると思いますが、看護師はずっと患者さんのそばにいますので、話したくなったときに話しに来てください。たとえ再発しても、患者さんの意向を確認して、これからのことをいっしょに考えていきたいと思っています。

移植を受けるとき

多発性骨髄腫では移植を受けられる患者さんも多いと思います。移植はつらい治療ですが、主治医の先生、看護師、薬剤師など、それぞれの専門家が連携して患者さんを支援しますので、前向きに治療を受けてほしいと思います。移植を受ける患者さんの多くは、「絶対にがんばるぞ」と非常に強い意欲をもって移植に臨まれますので、看護師も患者さんと同じように、前向きな気持ちで患者さんのケアに努めています。

実際に移植を受ける際には、無菌室やクリーン・ルームといった特殊な部屋に入ることになります。ここではご家族や知人と直接面会できなかったり、いろいろな制限があったりと、疎外感や閉塞感を感じやすいかもしれません。移植中は、特に看護師が、患者さんだけでなく、家族への身体的、精神的サポートをしていきたいと思っています。

このように、私たち医療従事者はできる限りのお手伝いをしますが、体調をよい状態に保っておくために、患者さんがご自身でできることもあります。たとえば、移植を受けるとどうしても感染症に注意する必要がありますので、うがいや手洗いなど、患者さん自身でもセルフケア(自分で自分自身の健康を管理すること)を心がけましょう。また、処方されたお薬をきちんと飲むことも大切です。