受診時のワンポイントアドバイス

質問のしかた

Q3.
受診時に、主治医の先生にうまく質問する方法を教えてください
A3.
質問したいことを事前にメモしておくことが大切です。また、病院には主治医の先生のほかにも相談できる人がいることを覚えておくとよいでしょう

患者さんのなかには、受診時に質問したいことがあっても、“忙しい先生に時間をとってもらうのが申し訳ない”、“こんなことを聞いたら怒られるのではないか”と気を遣い、なかなか質問できないという方が多くいらっしゃるようです。もし主治医の先生に、「何か質問はありませんか?」と聞かれた場合はよいのですが、そうでない場合は、遠慮せずに「質問があるんですが・・・」と聞いていただいてよいと思います。また、短い時間のなかで質問するには、質問したいことを事前にメモしておくとよいでしょう。

なかには、主治医の先生に聞かなくてもすむ質問もあります。たとえば、お薬の副作用(お薬の影響で、体によくない症状が出ること)などは看護師や薬剤師に聞くこともできますし、医療費については病院の相談窓口やソーシャルワーカー(社会福祉士)などが相談にのることもできます。病院によっては臨床心理士さんもいて、心の相談にものってくれます。病院には、主治医の先生のほかにも相談できる人がいることを覚えておくとよいでしょう。また、患者さん同士で解決できることもあるかもしれません。病院の待合室でほかの患者さんに聞ける場合もあるでしょうし、患者さんの会や公開講座などに参加してみるのも1つの方法だと思います。

初めはうまく質問できなくても、通院するうちに主治医の先生と信頼関係ができ、だんだん質問上手になっていかれる患者さんも多いようです。先生との雑談も少し(長すぎないように)しておくと、早くうちとけられるようになるかもしれません。院内の情報が載ったパンフレットなどから病院の最近の情報、先生の情報を集めることも話題作りの1つかもしれません。そして、だんだん質問もうまくできるようになるでしょう。

また、最近、セカンドオピニオンという言葉を耳にされると思いますが、これは、治療法などについて、主治医の先生とは別に、他の病院の医師に第2の意見を求めることです。“セカンドオピニオンを主治医の先生に申し出るのは、失礼になるのでは”と躊躇される患者さんもいらっしゃるようですが、申し出ても嫌な顔をされる先生は少ないと思います。セカンドオピニオンを受けると、ご自分が受けている治療が標準的なのかどうかを確認でき、安心感が得られますので、その後は主治医の先生を信頼して治療を続けることができます。ただ、主治医の先生は、患者さんがセカンドオピニオンを受ける医療機関に、これまでの経過などを伝える書類を準備する必要がありますので、十分な時間的余裕をもって申し出られたほうがよいと思います。