多発性骨髄腫で腎障害が起こるのはなぜ?

腎臓の働きと腎障害

Q1.
腎臓の主な働きと腎障害による症状を教えてください
A1.
腎臓では尿がつくられていて、その機能が悪くなると、主に“むくみ”がみられるようになります

腎臓にはいろいろな働きがありますが、最も代表的な働きは「尿をつくる」ことです。以下に、尿がつくられるまでを簡単にご説明します(図)。まず、血液は体の中を流れながら腎臓に到達します。腎臓に到達した血液の中には、体中から回収してきた不要なもの(“老廃物(ろうはいぶつ)”と言います)がたくさん含まれています。老廃物を含んだ血液が腎臓の中にある糸球体(しきゅうたい)という場所に到達すると、糸球体はフィルターのようなものを通して、血液の中から必要なものだけを残して老廃物をこし出します(“ろ過(か)”と言います)。その結果、老廃物と多量の水分が残されますが、これが“尿のもと(原尿(げんにょう))”になります。その後、原尿は尿細管(にょうさいかん)と呼ばれる管を通ります。ここでは、原尿の中に残っている必要な栄養分や水分が体の中に吸収され、最後に老廃物だけが残ります。残った老廃物はいらないものですので、尿となって体の外に出ていきます。このような「尿をつくる」働き以外にも、腎臓には「血圧を調節する」、「血液(赤血球)をつくるのに必要なホルモンを出す」などの働きがあります。

腎臓の機能が悪くなると、代表的な自覚症状として“むくみ”がみられるようになります。

図 腎臓では、尿がつくられます