どんな治療があるの?

お薬による治療について

Q5.
お薬による治療について教えてください
A5.
抗がん剤や新規薬剤による治療を行って、病気をうまくコントロールします

「年齢が66歳以上」あるいは「65歳以下でも全身状態があまりよくなかったり、感染症にかかっている」患者さんでは、抗がん剤や新規薬剤による治療で骨髄腫細胞の数をできるだけ減らして、病気の進行を抑えます。しばらく治療を行って安定した患者さんでは、一度治療を終了して、お薬を休んでいただくこともあります。一部の新規薬剤では、治療を継続することによって再発を遅らせたとの報告もあります。

その後、検査値が上がってきたり、一度は治まっていた症状が出てきた場合には、治療を再開します。異なる作用をもつ新規薬剤を使って治療を行うのが一般的ですが、使っていなかった期間が半年以上あれば、再発後に同じ新規薬剤を再び使い始めても効果がある場合もあります。また、いくつかのお薬を組み合わせて使う新しい治療法も報告されていて(図3)、今は「再発=治療法がない」という時代ではなくなりました。

図3 自家造血幹細胞移植を行わない場合には、抗がん剤や新規薬剤による治療を行います

多発性骨髄腫では、一人ひとりの患者さんの状況に合った治療を選び、長くよい状態を保ち続けていくことが重要です。患者さんの状態や副作用について注意深く見守りながら治療を行っていきますが、患者さんも治療中になにか異常を感じるようなことがあれば、主治医に相談してください。

現在、いろいろな新薬が開発されています。病気をうまくコントロールしながら根気よくつき合っていけば、また次の新薬が使えるようになる日がくると思います。