骨を守るために

骨の症状

Q1.
多発性骨髄腫では、骨にどのような症状がみられますか?
A1.
多くは腰、背中、胸に痛みを感じます

多発性骨髄腫では、レントゲンなどの画像検査を行うと、6〜8割の患者さんに骨がもろくなる、骨が折れる、といった障害がみられ、多くの場合、痛みを伴います。これらは年齢を問わずみられますが、閉経後の女性など、もともと骨粗鬆症にかかっていた患者さんでは症状が比較的重くなる傾向にあるようです。

症状が最も出やすいのは腰椎(ようつい)で、そのため腰の痛みを訴える患者さんがかなり多くみられます(図1)。その次が胸椎(きょうつい)です。その場合、背中に痛みを感じます。次が肋骨(ろっこつ)、いわゆるあばら骨です。胸が痛いのはこのケースです。

図1 症状が出やすいのは腰椎(ようつい)、胸椎(きょうつい)、肋骨(ろっこつ)です

さらに、脊椎(せきつい)の障害が進行して骨が潰れている(“圧迫骨折”と言います)ような場合にも痛みを感じます(図2)。骨に痛みがありますと、日常の行動が制限されるなど、患者さんの生活にも支障が出てきます。なかには、痛みのために寝たきりになってしまうケースもあります。

図2 脊椎の障害が進行すると、骨が潰れて、圧迫骨折を来します